天気晴れ時々曇り 晴れたかと思うとにわか雨で蒸し暑い
6日の日曜日から昨日まで二泊三日で妻と娘の3人で温泉旅行に行ってきました。
台風の影響が強くなる前に行くことができて良かったです。
今回はかなり長くなりますので、よろしければお付き合いください。
1泊目の宿は福島県のここでした。
ここは今から51年前、私が11歳の時に今は亡き父親に連れられて母親と下の妹と4人で訪れた場所です。
障害のある妹は当時は病院に長期入院していましたので家族で旅行ができたのだと思います。
その年に父の知り合いの方がこの地域に知的障害児のための入所施設を開設されたので、上の妹のためにその施設を見学がてら温泉旅行をしたのではないかと思います。
当時は宿までの道は悪くて麓の新甲子温泉で路線バスを降りてからタクシーで行った記憶があります。
古かった宿舎はきれいに建て替えられていましたので当時の面影はありませんでしたが、いろんな意味で印象的だった大岩風呂はほぼ当時のままでした。
大岩風呂に行くためには毎回この長い階段を上り下りします。
バリアフリーと対極にある環境です。
もちろん宿舎にも温泉の内湯がありますので脚の悪い方や体力的に上り下りが厳しい方はそちらを使用することになります。
阿武隈川の源流の渓谷に架けられた橋を渡った先が大岩風呂になります。
建物はほぼ当時のままでした。
基本的に混浴ですが、昨今の社会情勢を鑑みて女性専用の時間帯が設けられています。
この大岩風呂の横には温泉プールがありました。
今はもう使われていないとのことです。
当時小学生だった私と下の妹はここで楽しく泳ぎました。
プールの様に大きな湯舟には右側の大岩より温泉が流れ込んでいます。
しかもこの湯舟は深さが1m20cmもあり、気をつけないと溺れそうです。
完全に貸し切り状態でしたので思わず泳いでしまいました。
ここの宿は地元の食材を使った料理が評判です。
久しぶりにご飯もお代わりしてしまいました。
翌朝の朝食も朝風呂のお陰でいつも以上に食が進みました。
妻も娘も喜んでくれて良かったです。
以前からもう一度訪れたいと思っていた宿に51年ぶりに泊まることができて嬉しかったです。
チェックアウト後は近くの養魚場が経営する食事処に寄りました。
ここは子どもたちが小さい頃に何度か連れてきました。
一番最近では4年前に秋田県で開催されたハーフマラソン大会に参加した後にも寄っています。
養魚場が経営しているので自分でニジマスを釣ってからそれを調理してもらうこともできますが、私達は料理だけ頂きました。
直前にさばいた新鮮なニジマスを使った刺身、フライを美味しくいただきました。
値段も非常にリーズナブルです。
何度来ても期待を裏切らない味です。
その後は娘の運転で2泊目の宿に向かいました。
ここは子どもたちがまだ小学生や中学生の頃に何度も連れてきたお気に入りの宿でした。
調べて見ると最後に利用したのは平成18年の8月でしたので、こちらは17年ぶりになります。
宿泊棟は当時と変わっていませんでしたが、宿自慢のかけ流しの温泉が味わえる入浴棟は令和元年にリニューアルされてきれいになっていました。
様々なテレビ情報番組で取り上げられているようです。
当時は気に入っていた刺激の強い薬草風呂はさすがに長く入れないので、身体がすべすべになる泉質の湯舟にのんびり浸かりました。
翌日も朝ウォーキングの運動の代わりに朝風呂にじっくり入りました。
お陰で食欲がますます出てしまい、久しぶりにご飯を2回もお代わりしてしまいました。(笑)
温泉水で炊いた地元のお米は何杯でも食べられる美味しさでした。
チェックアウト後はインターまでの途中にある地元野菜の直販所で新鮮な野菜や草餅などをたっぷり買い物できて妻も大喜びでした。
今回は懐かしい宿に泊まって良質の温泉を堪能して美味しい食事もできて大満足の旅行になりました。
遠征マラソン大会の参加がなくなり、近県の温泉旅行はしばらくご無沙汰でしたが、これからはまた思い出のある温泉地を再訪してみたいと思います。