天気晴れのち曇り 昨日より風は明らかに冷たい
午後からは天気が崩れてくるとの予報でしたので、午前中早めにウォーキングに出かけました。
ルーティンワーク大好きな私は決まったコースを繰り返し歩いたり、走ったりする方が好きなのですが、奥さんは正反対の性格で新しいもの好きです。
なのでウォーキングコースも毎回できるだけ違うコースを歩きたいとリクエストがあります。
自分が昔からのラン練習で開拓してきた懐かしいコースから最近開拓したコースまで記憶のデーターベースを引き出しながら毎回歩いています。
私の住んでいる地域ははるか昔に多摩川やその支流の川が長い年月をかけて台地を削って起伏ある地形を作り出してきた所です。
そのため有史以来いろんな時代の人々が生活してきた遺跡がいろんな所に残っています。
例えば、お気に入りのランコースの途中にある森林公園には縄文時代の人々の居住地跡がありますし、先日歩いた生田緑地には6世紀頃の横穴墓から鎌倉時代の山城もありました。
自宅の前の自然のがけ地からは40年前に引っ越してきたばかりの頃、父親が土の中に埋もれていた石器を偶然見つけたこともありました。
そこで今日は近所に点在する古墳跡や昔からの神社を巡ってみました。
自宅から少し歩いて畑の前の長い階段を上ります。
上りきって振り返ると、遠くに向ヶ丘遊園地があった丘陵地が見えました。
以前も書きましたが、この丘陵地は多摩川に沿って上流までほぼ並行して続いています。
高台にあるのが、第一のパワースポットである新明神社です。
枯れて切られてしまった古木の太さが歴史を感じさせます。
国道246号の手前の中学校の近くの民家の横に小高い丘がありました。頂上まで登れました。一番上にここが古墳であることを示す石碑がありました。
第2のパワースポットは、宮崎大塚古墳という名称でした。
246号の陸橋を渡り、第3のパワースポットである馬絹神社に向かいました。
馬絹神社の創建年代等は不詳ながら、女体権現社と称し、馬絹村の鎮守社で、元禄年間(1688-1704)以前の創建だといわれています。
本殿の右側の小さな石段を上ると途中にご神体とされている古い木片がありました。
その昔源頼朝が衣服をかけた松の木の名残ということです。
上りきった高台に第4のパワースポットの馬絹古墳がありました。
古墳の近くや古墳だった所に神社が建立されていることが多いと思いました。
昔から神聖な場所として地元の人から大切にされていたことが分かります。
古墳からは眼下にJR貨物の梶ヶ谷駅が見えました。
ちょうど機関車が長い貨物車両を引いて通過する所でした。
この線路はその大半が地下トンネルになっていて、地上に出ている区間はわずかです。特に下り区間は駅を出るとすぐにトンネルになり、次に姿を現すのは南武線南多摩駅のすぐ近くの多摩川に架かる鉄橋です。
広大な駅の構内に大きな工事現場のクレーンが見えました。
何を作っているのかここからは分かりませんでしたが、この後近くまで行って分かりました。
いったん貨物駅の反対側に出てしばらく歩いてからまたこちら側に戻ってきました。
そこまで来るとさきほど古墳の上から見た時は分からなかった工事現場の内容が分かりました。
リニア新幹線の非常出口を作っているのでした。
品川駅を出発したリニア新幹線は深い地面の下を疾走していきます。
ちなみに次に止まる駅は相模原市の横浜線の橋本駅ですので、私の地元はただの通過地点に過ぎません。
それでもその長い長いトンネル内で非常事態が発生した時に脱出する場所や換気口は地元に作られていきます。
駅はなくても安全なリニア運行のために、重要な責任を担っていると思うようにします。(笑)
そこからまた高級住宅地の建ち並ぶ坂をひたすら上ります。
立派な家ばかりですが、こんな坂を毎日上るのは勘弁してほしいねと奥さんと話ながら上りました。(笑)
上りきった尾根道は旧道です。
左に曲がり、帰路につきました。
途中の公園の中央には第5のパワースポットの立派な古墳がありました。
古墳はいろいろありますが、埋葬されている豪族の地位や収入(笑)によってその大きさはさまざまなことが分かりました。
また246号を渡り、自宅すぐ近くの神社が最後の第6パワースポットでした。
古墳もそうでしたが、神社もその格式によって物凄い立派なものから小さな祠だけのものまであることもよく分かりました。
今日も起伏の多いコースでしたので良い運動になりました。
6カ所もパワースポットを巡って気をもらったので、コロナに負けない身体と精神を夫婦そろって得ることができたと信じることにします。
今日のコースで一番標高が高い地点も75m位でした。
先日歩いた高台もほぼ同じ位の標高でしたので、元々は同じ高さの台地が間の川によって浸食されてこれだけの起伏ある土地ができあがったという自然の営みの凄さがよく分かりました。
帰宅するとお腹がペコペコでした。
これまでは運動したことを免罪符にして、ハイカロリーの炭水化物やアルコールを飲食していましたが、最近は生活改善の一環でタンパク質を中心に栄養補給しています。